あたしは、あんたのもの。





「うわぁ!!」





そんな音の中、あたしは誰かに頭を抱きかかえられるのを感じた。






「...ちゃん!!!あーちゃん!!!!」








その恐怖に満ちた声に、あたしは目を開けた。







そこには大粒の涙を流してあたしを見つめる果歩がいた。







「か、ほ...」







彼女は大声で泣きながらあたしを抱きしめた。










< 160 / 178 >

この作品をシェア

pagetop