あたしは、あんたのもの。
あまりにも衝撃的な告白に、あたしは柄にもなく叫んでしまった。
「ヘナちょこ!?よりによって、ヘナちょこ先生?」
果歩ちゃんはそれを聞いて少し嫌そうに苦笑いをした。
無理もない。。
金沢先生というのは、あたしたちの高校の歴史のせんせい。
体が大きくて筋肉がついているのがわかるが、顔はそこまでカッコいいっていう訳ではなく、いつも申し訳なさそうにニコニコ笑っていて生徒がどんなにサボったりいけないことをしても叱るより話をしたがるのが大きな体に拘わらず生徒にバカにされる理由となり、あだ名は「ヘナちょこ先生」だ。