あたしは、あんたのもの。
私を呼び寄せるように彼の手が首元をぎゅっと少し引っ張ったとき、彼のほうを向くようにして座っていた腰をあげて、引っ張られるままに彼の膝に移動する。
短いスカートから覗く白い足は向かい合うようにして座っているせいで、さらに太ももまで見えるようになる。
それでも彼は触らない。
首から下の肌は、絶対直接触らない。
彼は片方の手を私の腰に回し、グイッっと力強く自分のほうへ引っ張った。
彼の胸を押して抵抗するのも、もうこの段階では子芝居だ。
私のお腹が彼の胸あたりに来て、私の胸が彼の肩辺りにくっついた。