あたしは、あんたのもの。




そのまま何か薬を取り出しヤケドに塗りだした。







そのままガーゼを貼って、そして新しい包帯を巻いて、テープで留めてくれた。









一言も言わずに、彼は全部木箱に納めて、そして背をソファに預けた。










あたしは何も言えずに、包帯の巻かれた手を見つめていた。










しばらく、シーンとした空気が広がる。










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