あたしは、あんたのもの。






首に彼の熱い息がかかって、思わず手の動きを止めてしまう。








でも、やめるな、というふうに彼が手を動かしたので、包帯を巻き続ける。









その間も、彼は身体を近づけてきて、あたしの首や肩に唇を落としていった。










シャワーを浴びても温まらなかった身体が、火照り始める。












包帯を巻き終えて、テープで留める。











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