あたしは、あんたのもの。





2回、唇を合わせて、離れてみた。







自分からそんなことをしたのは初めてで、何か恥ずかしくて目が上げられなかった。








そんなあたしに向かって、彼はフッと笑って、指であごを持って上にあげた。










「そうか」









そう言って、彼は顔を近づけてきた。







< 63 / 178 >

この作品をシェア

pagetop