きょうの、ぼく。
嗚呼、帰りたい。
嫌いな学校に足を踏み入れてしまった。
ただ、友達が欲しくて絡んで
必死に足掻いて親友になりたくて
でもそれが、皆には迷惑だった様だ
『皆には我が儘だって思われたのかっ・・・干し芋うまっ』
落書きされた机、引き裂かれた教科書
どうして私がこんな思いしなければいけないの
今すぐ帰りたい。
痛々しい皆の視線が私を責める
どうして、仲良しだった友達も私を見るのだろうか
嗚呼、ウザイからだ
もっと、綺麗な景色を見たかった。
ちゃんと、強く生きたかった
涙をもう拭いたくない
「助けて・・・っ、せいそうゆうしゃ・・・」
何を言ってるんだ私は
架空の人を呼んでも来ないのに
「ねえ、聞いた?"せいそんゆうしゃ"だって。変な噂信じてるよーっ」
「あんなよわっちぃー人、お前が演じてんじゃねえーの?」
「演技過剰」
皆の痛い視線、笑い声
こんなの酷いよ・・・・
本当に居るなら助けてよ
「お前さあー、皆から嫌われてんだから消えたいとか、死にたいとか思わない訳?」
消えたくない、死にたくない
こんな奴らを見返したい
「イチゴパンツなんて洒落てんなーあっ」
「へっ・・・」