愛証~NO1に愛された姫~
心配だから一緒に着いて行く!!と言う優麻を連れて、今朝の場所に向かう私たち
そこには既に車が止まっていた
私たちが近づいて行くと、助手席から金髪さんが降りてきた
「この前はどうも~!自己紹介がまだだったよね?俺は雨音クラ(あまね くら)よろしくね!」
「私は信濃愛理です。よろしくお願いします」
とペコッと頭を下げた
クラさんの視線が私から優麻に移動すると「君は?」と聞いた
そして優麻の手を引き私が答えた
「私の親友の、希咲優麻です。私を心配して着いてきてくれて!」
私がそう言うと、後部座席のドアが開き音弥の姿が目に入った
音弥は降りて来ると私の頭を撫でて「おかえり」と言う
そして私は「ただいま!」と言って笑った
そんな私達を見ていたクラさんは「えっ!付き合ってるの?」とビックリしたように聞いた
「えっ?誰がですか?」と私もビックリしたように聞くと、クラさんは私を音弥を指さして、「二人が」と聞く
なんでクラさんがそう思ったのか、わからないけど私は答えた
「付き合ってませんよ!」
そう答えた私に対してクラさんは「嘘だろ・・・」という顔をして「はっ?」と固まった