あの頃…
「ちょ!!私ののどかな休日邪魔しないで下さいよ!!」

何普通に座ろうとしてるんですか!!!

床からパソコンの電源を取る始末

「仕方ないだろう、空いてないんだから」

こちらだって不本意と言えば、不本意だ

「何言ってるんですか、他の席だって空いてます、よ」

と見回したテラス席、店内に空いている場所は見当たらなかった

ふと視線をやれば涼しい顔ですでにパソコンを起動している

「先に席を取っておく、これカフェの基本ですよ!!」

だからさも当たり前のように座らないで下さいよ!!

もう!!

「他に電源とれるとこ近くにないんだよ」

かといって自宅でやるのは息が詰まるというか、それはそれで味気ない

と思ってふとテラス席に目をやったら

「ちょうどいいところに立花がいたから」

まあ、ここでいいかなと

「その!思考回路!!おかしいですから!!」

「心配するな、立花が何してようが何も言わない」

そういう問題じゃない

言葉にならない言葉を飲み込む代わりに、じっとりと睨み付けてやった
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