セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
俺は杏の唇にキスを落とす。



杏の唇の温もりが俺の渇望感を満たす。



「孝典さん…」



何度も俺の名前を呼ぶ杏が愛しく思える。




この世界で俺の存在価値などちっぽけなモノ。



でも、杏と理沙には大きく…必要とされてる。




俺も二人を必要だと思う。




二人の存在は俺の中で日に日に大きくなっていく。



「杏…杏…」



俺も彼女の名前を何度も呼んだ。俺たちは欲情の熱に焦がされて…甘いひと時を過ごした。







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