セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
ACT7*良き部下
~杏SIDE~
日曜日。
私は早朝から…運動会のお弁当作り。
図書館から借りた『行楽弁当』のレシピ本を頼りにいつもよりも真剣に弁当のおかずを作っていた。
「朝からいい匂いだな」
背後に気配。
「おはよう…孝典さん」
私は昨晩…味付けを施した鶏肉に片栗粉をまぶし、油で揚げていた。
孝典さんは揚げたての鶏の唐揚げをつまみ食い。
「あちっ…」
「…勝手につまみ食いしないでよ」
「…味見だ…味見」
妙な言い訳が何だか子供のよう。
孝典さんはあちぃと連呼しながらも唐揚げを頬張る。
私は早朝から…運動会のお弁当作り。
図書館から借りた『行楽弁当』のレシピ本を頼りにいつもよりも真剣に弁当のおかずを作っていた。
「朝からいい匂いだな」
背後に気配。
「おはよう…孝典さん」
私は昨晩…味付けを施した鶏肉に片栗粉をまぶし、油で揚げていた。
孝典さんは揚げたての鶏の唐揚げをつまみ食い。
「あちっ…」
「…勝手につまみ食いしないでよ」
「…味見だ…味見」
妙な言い訳が何だか子供のよう。
孝典さんはあちぃと連呼しながらも唐揚げを頬張る。