セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
* * *


午前中のプログラムが終わり、お弁当タイム。


お手洗いから戻って来た俺は佳世の姿に愕然とする。



俺たちのレジャーシートに佳世と娘の仄果ちゃんが座っていた。



「同じクラスのママ友の林さんと娘の仄果ちゃん」



何も知らない杏は俺に二人を紹介する。




「杏の彼氏…イケメンじゃない」



「へへっ」



佳世は杏を冷やす。

杏は頬を赤くしてテレ笑いをしていた。



佳世たちと弁当食べるなんて俺には耐えられそうにないが。


理沙ちゃんと仄果ちゃんは楽しそうにお弁当の中身を見せ合っていた。







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