セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
「普通の家庭でも…人殺しの息子と結婚となると…反対されるんじゃない?」




「…そうかもしれないな…」



「孝典?」




杏とずっと一緒に居たいと思うけど…


「やっぱり…俺は結婚しちゃいけない男だ…父さんと同じで一人の命を葬ったんだからな」



曖昧なキモチでしたプロポーズに心底…後悔した。


父さんが犯罪者であるコトを佳世に隠して…結果的に俺は佳世を傷つけた。



…一人で生きていくコトが誰も傷つけない最良の方法だって判っていたはずなのに。




俺は杏とーーーー・・・















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