セカンド・ウエディング～彼の愛は濡れる雨のごとく～

「口答えしないの」



「…早く…帰って来ないかな？孝典さん」



実の父親のせいで…私と同じく…男性嫌いになりかけていた理沙。


でも…優しく接してくれる孝典さんには心を許し、なんでも話した。




私だってこのまま…孝典さんと結婚したい。



追えば追うほど…逃げられてしまいそうで怖いの…




私はとびっきり…佳世さんみたいに綺麗な女性じゃあないし。



何の資格もない子持ちの女。



何の柵もない独身女性とは違う。




私を早く…帰って来て抱き締めて欲しい…



そうしたら、余計なコト…考えず済むからーーー・・・