セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
「ママ…ただいま…」



二人で話をしていると理沙が帰って来た。



「ママ…お客さん?」



「うん…まぁ~」



「…君が娘の理沙ちゃん?へぇ~っ…俺の娘と同じ一年生だよね」



「…藤ヶ谷さんにはご結婚されているんですか?」



「…一応…」




藤ヶ谷さんは私に薬指のマリッジリングを見せた。




「…藤ヶ谷?孝典さんと同じ苗字??」




「孝典さんとは親戚だから…」



「おじちゃん…孝典さんのコト知ってんだ…」




「まぁ…ちょっとだけな…」



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