セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
俺は杏と理沙ちゃんとの3人の生活の中で、ごく当たり前の日常に大きな喜びを感じていた。
「今からそっちに行ってもいいか?杏」
ーーーー孝典さん…いいですよ
「そうか…待っててくれ…車で直ぐに向かう…」
俺は車のキーを手にして部屋を飛び出した。
一度は手離したが…
二人の存在の大きさが俺の心を揺さぶり続けた。
二人を幸せにする自信ははないけど。
二人と共に居たいと思うのは何故だろう?
俺にとって二人の存在はかけがえのないモノだからかもしれない…