セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
「二人して…娘の欲しいクリスマスプレゼントが判らないのか…それは困ったなあ~」



「…サンタさんに願いゴトはしているらしくて…」



「サンタさんに願いゴト?もしかして…理沙ちゃん…七夕と間違ってないか??」



「…俺に本当のパパになって欲しいと願ってるようで」



「本当のパパ!?」




籍を入れ、結婚したと言うのに…

理沙ちゃんは俺を未だに『孝典さん』と呼んでいた。



『パパ』と呼んでくれと言うが呼んでくれる気配がない。


『孝典さんはまだ、本当のパパになってない』と一転張り。
< 211 / 227 >

この作品をシェア

pagetop