セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
「…知り合いの店じゃなく…違う店に行くべきだったな」



「藤ヶ谷課長ってクールなのかと思っていましたが・・・プライベートはオフィスと違いますね」



「…君だってそうだろ?」



「そうですね」



私のバックの中のスマホが振動した。



私はバックを開けて、スマホを取り出す。


娘の理沙からの電話だった。



「どうしたの?理沙」


ーーーママ…なんじにかえってくるの?



「…もう少しかかりそうだから・・・11時半ぐらいかな?」



ーーーおばぁちゃんのつくったうどんおいしかったよ


「そっか・・・」



ーーーママ、わたしさきにねるね



「おやすみ…理沙」



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