セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
理沙の通う学校からだった。


2,3日前から風邪気味の理沙。

熱はないし、ずっと無理させて学校には登校させていたけど。

その無理が祟ったのかもしれない。



「わかりました…すぐに向かいます」



「…どうした?」


お母さんは今日は病院で不在。



「あ…娘が熱を出して…保健室で寝てると言うか…先生が学校に迎えに来て欲しいと…」


「それは大変だ…学校はどこだ?」



「えっ!?」



「俺もこれから車で外回りだし、学校まで送るよ」

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