セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
藤村部長には父親のコトを知られ、いいように利用されて…



山脇のような社員は本当に一握り。



ほとんどの社員が俺をいい上司だとは思っていない。



オフィスで損な役回りをさせられて・・・




「いい加減…親父の影からは解放されたい…」



「孝典・・・」




隆は俺を憐れむように見つめる。



「俺は結婚はまだ…考えていない…でも、彼女の娘の理沙ちゃんには優しくするつもりだ…それじゃあ…ダメかな?」



「ダメじゃないと思う…でも、理沙ちゃんは多分…お前を父親として常に見ると思うぜ」



「…悪い父親の子供が良い父親にはなれないさ」









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