セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
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目が覚めるとカーテンの隙間から朝の光が差し込んでいた。



隣で寝ているはずの孝典さんの姿が見えない。


キッチンから漂う美味しそうな匂い。




襖を開けて、キッチンを見ると孝典さんの背中が見えた。



「あ、あのう…」



「起きたのか…勝手に冷蔵庫を開けて…朝ごはんを作った…」


「…ゴメンなさい…」


「構わないよ…」


孝典さんの優しさに甘えてばかりで申し訳がなかった。



「この卵焼き…美味しい」


3人でちゃぶ台を囲み、朝食を食べる。


「俺は洋食派だったが、良かったか?」


「私たちもご飯じゃなくパンですから」


「わたしは毎朝…プリクラのパン食べてるの」
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