セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
「…朝まで藤ヶ谷課長と一緒だったの?」



「あ…うん」



「私のアドバイスを実行したんだ」



「…別に私たちは…その…付き合ってると言うか…」



「ええ~っ!?マジ?あの…氷の上司と付き合ってるの?」



「氷?」



「…ヨーセーじゃあ~傲慢で冷たい上司で有名なのよ…藤ヶ谷課長って…」



「嘘?私には優しい人よ」



「…へぇ~っ。付き合うと氷も溶けて女には優しい甘い人になるんだ。そっか…」




オフィスでは確かに部下には厳しい一面も見えたけど。


私や理沙には優しい人…



今夜の夕食はちゃんと作って…料理上手をアピールしないと。

< 80 / 227 >

この作品をシェア

pagetop