セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
ACT6*突然の解雇
~杏SIDE~
北条所長が外回りから戻った私を応接室に呼び出した。
「…永瀬君…契約書…ちゃんと読んで…サインしてくれたよね」
「はい」
「…君…藤ヶ谷課長と交際しているって事実?」
「え、あ…」
夕夏さんには信用して本当のコトを話したけど…
他の誰にも話していないはず…どこで漏れたんだろう。
もしかして、一緒に通勤しているのを目撃された!?
「あのう…所長」
「ヨーセーの藤村部長が…君を辞めさせてくれと言ってきた…営業所始まって以来の不祥事なんだけど」
取引先の社員との個人的な交際は禁じられていた。
でも…夕夏さんだって…
夕夏さんは私の友人だし、友人を売るような真似は出来なかった。
「…永瀬君…契約書…ちゃんと読んで…サインしてくれたよね」
「はい」
「…君…藤ヶ谷課長と交際しているって事実?」
「え、あ…」
夕夏さんには信用して本当のコトを話したけど…
他の誰にも話していないはず…どこで漏れたんだろう。
もしかして、一緒に通勤しているのを目撃された!?
「あのう…所長」
「ヨーセーの藤村部長が…君を辞めさせてくれと言ってきた…営業所始まって以来の不祥事なんだけど」
取引先の社員との個人的な交際は禁じられていた。
でも…夕夏さんだって…
夕夏さんは私の友人だし、友人を売るような真似は出来なかった。