セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
一人で子供を抱えた私には泣く暇はない。


私はカフェに入ってアイスコーヒーを飲みながら、駅で手に入れた無料の求人誌をパラパラ捲る。



高卒で何のキャリアもない私。



事務系は経験者が優遇されちゃう。



「やっぱり…販売かな?」


また、駅前で花を売ろうかな?


でも、販売職は…土日も出ないと…


せっかく、土日休みの保険の外交員になれたから、休日は理沙と一緒に遊びに行こうと思ってたのに。



また、一人で寂しい思いをさせちゃう。






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