セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
「!?」


孝典さんから電話がかかって来た。



ーーーー昼飯は食べたのか?


「うん、まぁ…」


ーーーー…俺は今から取引先に向かう所だ


カフェのガラス越しに孝典さんの姿を見た。


「!?」

彼も私の姿に気づいた。


驚いた様子でカフェに入って来た。



「休憩か?」


「…はい」


孝典さんの頬が少し赤く腫れていた。


「頬…どうしたの?」


「ん、あ…ミスをして上司に殴られただけだ。心配するな」


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