イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
体を拭き、着替えを済ませた私は、

そっとリビングに足を進めた。

・・・

「…おいで」

私を見つけた航は、

ソファーに座ったまま手招きした。

・・・

ゆっくりと近づき、

航の前に立つと、

航は私をソファーに座らせ、

優しく抱きしめた。

・・・

「少しは落ち着いたか?」

航の言葉に、

小さく頷く。

・・・

それを見て航は小さな溜息を一つ。

・・・

少しの間、

そのままの体勢で、

時間だけが過ぎて行った。

・・・

「・・・友子」

「・・・ん?」

優しい声、私は航の顔を見上げた。


「・・・何があったか、

聞いてもいいか?」
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