イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
・・・航の言葉を、

信じる事にした。

好きな人の言葉だもの。

信じなきゃ。

・・・そして、

さっきの出来事を話した。

・・・

航は黙って聞いていた。

表情は変わらず、

私をただ見つめていた。

・・・

「・・・ごめんなさい。

それを、阻止できなかった」

・・・

思い出しただけで、

また泣いてしまう。

なんて弱いんだろう。

・・・

航は何も言わない。

・・・やっぱり、嫌いになった?

・・・

俯いたまま、

零れる涙を、何度もぬぐった。

・・・

「・・・友子」

その言葉に、何を言われるのか怖くて、

体が少し震えた。
< 105 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop