イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
大事な書類を総務部へ届け、

一安心した私は、

安堵の溜息をついた。

・・・

自分のオフィスに帰って、

仕事をしよう。

そう思い、来た廊下を舞い戻る。

・・・

仕事を始めて間もなく、

航が私を呼んだ。

「何ですか、高橋課長」

「さっき内線で、呼び出しを受けた。

私と、三浦さんの二人に来てほしいそうだ」


・・・

一体誰からの呼び出しなんだろう。

乗り込んだエレベーターで、

航に問いかけた。

「誰から呼び出しを受けたんですか?」

「…ついてくれば分かる」

・・・?

航はそれだけしか言わない。

私、何か粗相でもしたのかしら?

ちょっとの不安を抱え、

エレベーターが止まった階を見て、

目を見開いた。
< 115 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop