イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
「どうなんだ?」

もう一度問いかけられ、

少し震える声で答えを言った。

・・・

「・・・そうです。

まだ、先ですけど」

背を向けたまま呟いた私。

・・・

無造作に資料をかき集め、

急いでここから出ようとした。


・・・が。


バラバラと、

資料が下に散乱した。

・・・

「…なぜ、結婚なんか」

そう言ったのは、航。

そして私は今、

・・・航に抱きしめられている。

・・・

「・・・高橋課長には、

関係のない事です・・・

離してください」


「…離さない」

その言葉に驚き、航を見つめたら、

航は切なげに顔を歪めていた。
< 163 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop