イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
社長室がある一つ下の階に、

重役たちの各部屋が配置されている。

・・・

私は、必要な書類を持ち、

航の前を歩き先導する。

・・・

航の視線が、

背中に痛いほどある事が、

とてもやりきれない気持ちになる。

・・・

「…昇進、おめでとうございます」

私は前を向いたまま、

航に祝いの言葉を言う。

・・・

常務室に入るなり、

航が私を後ろから抱きしめた。

それに驚いた私の体は、

ビクッと跳ね上がる。


「は、離してください」

「…どうして秘書を受けた?」


「・・・決定事項だと言われましたので」

「オレがまだ友子の事を

好きな事を知っててか?」


「・・・」
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