イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
・・・

ソファーで辺りを見渡していると、

綾野がお茶セットを持って入ってきた。

「…紅茶でよかったですか?」

綾野の言葉に微笑んだ。


「はい、紅茶大好きです」

私の言葉に、綾野は安堵の溜息をついた。


・・・

紅茶が入れ終わり、

部屋を出ていこうとした綾野。

私は咄嗟に綾野を呼び止めていた。


「どうかなさいましたか?」

首を傾げ私を見つめる綾野。


「あの・・・

綾野さんは、ここで働いて長いのですか?」


「そうですね、20年近くになりますが、

それが何か?」


「えっと・・・

秀人、さんて、どんな方ですか?」

思っても見なかった質問に、

綾野が驚いている。

一緒に住もうと言う男女、

お互いの事はよく知ってるだろうにと、

言わんばかりの顔。
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