イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
しばらくの沈黙の後、

秀人は小さく溜息をついた。

「・・・仕事だ。行ってきなさい」


「…はい」

・・・

仕事の事とは言え、

毎回秀人の許しが必要なので、

気が気じゃない。

これからも、

こんなに束縛を受けるのか・・・

そう思うと、気が重くなる。

・・・

そんな気持ちのまま、

社長業務を終えた私は、

常務室に向かった。

・・・

常務室では、

航が準備万端で待っていた。

「申し訳ありません・・・

業務が長引きまして・・・」

そう言って頭を下げると、

航はいいよと言って、私の頭を撫でた。

・・・

たったそれだけの行動に、

ドキドキしてしまう・・・
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