イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
私をしっかり抱きしめた航が、

私の顔を覗く。


「友子?」


「大丈夫なんかじゃない」

「・・・」

・・・

お酒のせいだ。

ずっとずっと我慢していたのに。

航への気持ちを、

心の奥底に閉じ込めていたのに・・・

・・・

「航がいなきゃ・・・

幸せなんかじゃ・・・ない」


そう言って私は、

大粒の涙を流し、泣き出してしまった。

・・・

「・・・友子、

君は幸せなんじゃないのか?」


少し不安そうな顔をして、

私に問いかける航。

・・・

私の心の想いは、

もう止まる事を忘れてしまったようだ。
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