イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
「オレには言えない事なのか?」


「・・・」


「・・・もしかして、

オレに関係すること、とか?」



「ちがっ?!」


必至に否定した。

私なりに、航を守ってあげたかった。

航は何も知らされず、

必至に仕事をして、

業績を上げて、

もっと上に立てる人だから・・・



「・・・わかった。

もういい・・・何も聞かない」

溜息をついた航は、

涙目の私を諭すようにそう言った。

・・・

そしてもう一度ギュッと抱きしめた。

・・・

「理由は分からないが、

友子がオレを守ってくれた事はわかった」


「・・・」


「今度は、オレが友子を守る番だ。

秀人には、もう指一本、

友子に触れさせない・・・」
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