イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
オレの言葉に、

力なく笑う宮崎。

でもその笑顔はすぐに、

真剣な表情に変わっていた。

・・・

「その事とは別件で、

高橋常務と、三浦さんの事も、

知ってしまいました・・・

お互い好きあっているのに、

社長の身勝手で引き離されて…

僕にとって、三浦さんは、

妹のような存在でした。

仕事のパートナーであり、

なんだかいつも、三浦さんの笑顔に、

最近は癒されていた・・・

彼女の苦しみを知り、

高橋常務と三浦さんが幸せになれるなら、

僕にできる事を、精一杯したい・・・

だからこそ、この話も

高橋常務だけにしました。

すべての証拠を掴むまで、ご協力願えませんか?」


・・・

宮崎の瞳は、

曇り一つなく、

オレをじっと見つめていた。
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