イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
「…秀人」


「・・・うん、やっぱりいいな。

友子には、

私の名を呼んでもらいたかったから」


「2週間で、私にできる事はありますか?」


「…これで十分だよ。

友子が傍にいてくれるだけでいい。

こうやって私の名を呼んでくれるだけでいい。

それだけで、私は最高に幸せだ」



「・・・」


「そんな顔をしないでくれ・・・

私といる間は、笑顔で・・・

友子の笑顔を、心に刻みたい・・・

わがままを言って悪いが・・・」


「そんなこと、ありません」

・・・

私は精いっぱいの笑顔を作った。

その笑顔を見て、

秀人は本当に嬉しそうだった。

・・・

向こうに着き、

秀人は本当に忙しそうだった。

仕事が終わり、ホテルに帰ってくると、

毎回、疲れ切った顔をしていた。
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