イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
・・・

赤ちゃんのエコー写真を見ながら、

外に出ると、

玄関に、見覚えのある

黒のセダンが止まっていた。

・・・

首を傾げる私。

運転席から、知ってる人が下りてきた。


「検診終わったんですか?」


「・・・ええ。宮崎さんどうしてここに?」


私が検診だなんて、

どこで知ったのか・・・

航にすら教えていなかったのに。

・・・

困惑する私を見て、

宮崎はクスッと笑った。


「家のカレンダーに、

検診のシールを張ってませんでしたか?」


「・・・あ」


「社長は毎回心配されてましたよ。

いつも何も言わないから・・・

赤ちゃんはちゃんと育っているのか・・・てね?」


「・・・」

ちゃんと、赤ちゃんの事を、

考えてくれていたんだ。
< 307 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop