イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
先輩たちはおろか、

同期の子たちも、

次々に帰っていく。

・・・

気が付けば、一人。

せっせと間違えた個所を直していた。

・・・はぁ。

溜息ばかりが出る。


「三浦さん、まだ残ってたの?」

「・・・高橋課長?!

まだいたんですか?」


確か、さっき見た時は

誰もいなかったのに。


「…取引先から帰ってきたとこ」

そう言って高橋課長は微笑んだ。

・・・そうよね。

そう言えば、黒板に、そんな事

書いてあったような・・・

・・・

「お疲れ様です」

そう言って私は微笑んだ。

残業は最悪だけど、

好きな人と二人きりなのは、悪くない。
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