イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
「イテテ・・・て?!」

・・・

私と一緒に

倒れてるこの人は誰?

っていうか、

この人、

私の上に覆いかぶさってるってことは、

私を助けてくれたの?

・・・

微動だにしなかったスーツが、

ピクッと動いたかと思うと、

ゆっくり起き上がった。

・・・

「…大丈夫か?」

「だ、大丈夫です・・・

高橋課長こそ、大丈夫ですか?」

・・・

いつの間に倉庫に入ってきてたのか、

私を助けてくれたのは、

航だった。

・・・

航はニコッと笑って、

私を立たせると、

ホコリをはたいてくれた。

「どこにもケガはなさそうだな」

私を上から下まで確認した航は、

安堵の溜息をついた。
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