イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
「・・・大したことない」

「でも、血が出てる」

私は滲む血を、もう一度吸った。

・・・

「誘ってるのか?」


「・・なっ///?!

傷口の手当て・・ん・・・」


真っ赤になって否定しようとしたら、

航がキスで口を塞いだ。

・・・

「…血の味」

唇を離した航が呟いた。

「…もう、いきなりするからですよ」

相変わらず赤い顔で、そう言った私。

・・・

航はクスッと笑って、

もう一度私を抱きしめた。

・・・

「・・・航?」

「…今度の土曜、なんか予定はあるか?」

「・・・いえ」

「じゃあ、デートしよ」

「・・・え///」

「・・・いや?」

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