イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
「おはようございます、

素敵な車ですね?こんな車に乗るの、

初めてです」

私の言葉に、航はクスッと笑った。

・・・

「…行くぞ?」

「はい・・・あの」

行き先はどこなのか、

もう、教えてくれるよね?

・・・

「どこに行くんですか?」

「・・・ん?ああ、まだ言ってなかったな?」

「・・はい」


「伊豆の別荘に」

「へぇ・・・伊豆の別荘…

え・・・え?!誰の別荘ですか?」

私は思わず体を乗り出した。

・・・

「あっぶね・・・

今、運転中なんだけど?」


「あ・・・すみません」

私は慌てて元の位置に戻った。

・・・

そして改めて、

航をまじまじと見つめた。

航は終始クスクスと笑いっぱなし。
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