イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
だって、目の前は大きなスーパー。

そしてここはそのスーパーの

駐車場。

・・・

私はそっと航に顔を向けた。

「今夜は泊まりになるけど、

言ってなかったから・・・

何の用意もしてないだろ?」


航の言葉に二度頷いた。

それを見てクスッと笑った航は、

「要るもの、買っていこう?」

そう言って、

車を降りた。

・・・

私も車を降りると、

私の前に立つ航が、手を差し伸べてきた。


「・・・あの?」

「…手」

・・・!!

航は私の手を掴むと、

手を繋いで歩き出した。

・・・

ヤダ、嬉しすぎて泣きそう。

だって、

前は付き合ってる事すら怪しかったのに、

今はこうやって、

私と手を繋いでくれてる。
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