紅の約束

『はい……………わかりました。』
二人の声は調度重なり、携帯を閉じる行動まで同じだった。
「へぇ、麻薬の密売かぁ…君は行く?」
「行くにきまってんだろ」
「じゃぁ俺も行こうかな。ポイントも溜めないとね」
「……」
守零は割れた窓から身を乗り出し、鳥のように大空へと跳び出した。
「…No.11にはまだ寝てもらおうかな」
守零に続き、乙怕も窓へと跳び出した。
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