赤い結い紐
7
千華の胸には・・・
武はいつもと変わらず、ベッドに転がってタバコを吹かしていた。
窓から見えるごく僅(わず)かな切り取られた青い空にも、いつものように太陽と白い雲が浮かんでいた。
そして最近では当然のように、千華が同じ空間で本を読んだり、様々なことをしては時間を潰している。
あの日以来、何かと理由をつけては部屋にやってきて、そのまま居座っていた。
最初は、「用がないなら帰れ」などと追い返してはいたものの、次第にめんどくさくなり、
いつの間にか武自身も千華と一緒にいることに慣れていった。
窓から見えるごく僅(わず)かな切り取られた青い空にも、いつものように太陽と白い雲が浮かんでいた。
そして最近では当然のように、千華が同じ空間で本を読んだり、様々なことをしては時間を潰している。
あの日以来、何かと理由をつけては部屋にやってきて、そのまま居座っていた。
最初は、「用がないなら帰れ」などと追い返してはいたものの、次第にめんどくさくなり、
いつの間にか武自身も千華と一緒にいることに慣れていった。