赤い結い紐
少し遅れて、千華が部屋に現れる。
そして後ろに隠していた両手を武の前に差し出した。
「はいっ」
「なんだ、これ?」
千華の手から赤いプラスチックと黒いコードを受け取り武が訊ねた。
「MDウォークマンだよ」
言って、知らないの?
そう続ける。
「ああ」
武は素直に頷いた。
「ふーん、こうするの」
千華がデッキの中からMDを取り出して、ウォークマンにセットしてくれた。
「ここを押すんだよ」
武は言われるままに、千華が指差した場所を押して、イヤホンを耳に付けた。
少しすると、聴き覚えのあるイントロが流れ、英語の歌詞が聴こえてきた。
そして後ろに隠していた両手を武の前に差し出した。
「はいっ」
「なんだ、これ?」
千華の手から赤いプラスチックと黒いコードを受け取り武が訊ねた。
「MDウォークマンだよ」
言って、知らないの?
そう続ける。
「ああ」
武は素直に頷いた。
「ふーん、こうするの」
千華がデッキの中からMDを取り出して、ウォークマンにセットしてくれた。
「ここを押すんだよ」
武は言われるままに、千華が指差した場所を押して、イヤホンを耳に付けた。
少しすると、聴き覚えのあるイントロが流れ、英語の歌詞が聴こえてきた。