ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜
橋本くんを待っていたであろう三枝さんの姿が
私は息を大きく吸い込んで言った。
「三枝さんにね、言いたい事があるの!」
すると三枝さんは、少し表情を変えた。
「橋本くんの事、やっぱり応援出来ない
私も橋本くんの事好きだから」
そうやって言いきる、と怒ったように言う
「何言ってんの!?
葵くんにとって私は特別なんだよ?
結花ちゃんなんかが入る隙は無いの、諦めて」
昨日はちゃんと言えなかったけど
今日こそは譲っちゃダメだ。
しっかり、言うんだから!
「諦めない!」