ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜


信じちゃうんじゃ……という不安もあった。

すると橋本くんはいきなり鼻で笑った。


「そうだね。

もしそれを笠本さんが言えたなら上出来だよ。


でもさぁ……残念ながら笠本さんは

そんなに頭が良くないわけ。

だから、そういう

人の前で性格変えるとかずる賢い考えは出来ないと僕は思うんだけど

どうかな?笠本さん」


私は橋本くんの言葉にコクコクと

何度もうなずいた。

けなされて嬉しそうにうなずくのも変な話だけど……


私の返事を聞くと橋本くんは

「じゃあ何も問題無いね」

と言って、私の手を引っ張り図書室を出た。
< 153 / 323 >

この作品をシェア

pagetop