ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜


本当に夢みたいだった。

大好きな橋本くんの側にいられること。


彼女として過ごせること。

すごく幸せだった。

だけど、

橋本くんはきっとそうじゃ無かったんだろうな……

一度でいいから好きだって言ってもらいたかったな……。


橋本くんはいつだっていつも通りに本を読んでる。

橋本くんがいないことで、私の日常が変わっても

私がいないことで橋本くんの日常が変わることはないんだと

つくづく実感した。


すると、

「結花〜」

美羽ちゃんが話しかけてきた。


< 191 / 323 >

この作品をシェア

pagetop