ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜
本当に夢みたいだった。
大好きな橋本くんの側にいられること。
彼女として過ごせること。
すごく幸せだった。
だけど、
橋本くんはきっとそうじゃ無かったんだろうな……
一度でいいから好きだって言ってもらいたかったな……。
橋本くんはいつだっていつも通りに本を読んでる。
橋本くんがいないことで、私の日常が変わっても
私がいないことで橋本くんの日常が変わることはないんだと
つくづく実感した。
すると、
「結花〜」
美羽ちゃんが話しかけてきた。