ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜



そんな事を考えていると、橋本くんが私の髪をまとめ上げキスを落とす。


「ま、待って!」

「もう充分待ったよ。」


その瞬間首筋にちくっと軽い痛みがした。

「んっ……何っ!?」


私の質問に答えてくれない橋本くんは、


「笠本さん。」


さらに熱っぽい声で呼んだ。


しかし、


スタ、スタ、スタ

廊下からゆっくりと足音が響く。

先生が見回りに来たんじゃ……!


焦っていると、橋本くんは


「もぐって。」

と布団を広げ私を中に押し込み、橋本くんも一緒に入り込んだ。


「ちょ、はしもとく……」

「し、黙って」


なんて言われるけど、

それどころじゃないよ!!!


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