ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜


一気に気合いが入った私は

授業が終わると、すぐに屋上へ向かった。

よし!頑張るぞ!

屋上のドアをガチャリと開けると、

いつものように、本を読んでいる橋本くんがいて


その隣に腰を下ろしてまず、話を繋げることからはじめた。

「寒いね?」

少し、肌寒くなってきた10月。

屋上に長くいると、けっこう体が冷えてたりもする。

「そうだね」


「肌寒いとさ、どっかに行きたくならない?」

ほらっ、あったかいショッピングモールとかで

あったかいもの食べたりとかさ。


「ならないね」


うん、そっか、そうだよね。
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